脳トレは記憶力の向上に役立つもなのか
最近よく脳トレという言葉を聞く機会も増えてきました。 脳トレとは言わずと知れていると思いますが、脳のトレーニングのことです。
よく数字や色を使ってトレーニングする方法やアプリも多く出ていますね。
ゲームで楽しく脳トレしましょう、というのがコンセプトですが本当に脳トレと呼ばれる訓練は記憶力の機能劣化や強化に役立つのでしょうか。
結論から言ってしまえば、脳トレは記憶力の向上、維持に役立てることができます。
しかしそのためには記憶力を高めるために効果的な脳トレを行わなければ意味がありません。
脳トレで記憶力を高めるとは?
脳トレの意味合いとしては大きくわけると、
- 使っていない機能を活性化させる
- 使っている機能を維持させる
ことにまとめられるのではないかと考えています。
つまり、脳の活性化と機能劣化の抑制です。
いわゆる脳トレでこの2つを機能させるということです。
ではこの脳トレで記憶力を高めるために、どうすればよいのでしょうか。
まずは「使っていない機能を活性化させる」観点から話をしていきたいと思います。
使っていない領域を活性化
記憶を司る脳は右脳の働きによるものが大部分を占めると言われています。
脳のトレーニングゲームでは色、数字、スピードを利用したゲームもさまざまにあります。
このような流行りのゲームで右脳の活性化、記憶力の向上に繋がるのでしょうか。脳トレゲームをやっている最中や訓練後に綺麗なグラフが表示されて、なんとなく脳トレができている気にはなります。
本当に脳トレで記憶力が上がったか、実際の本人はよくわかっていない場合がほとんどです。
今まで脳の使っていなかった領域を増やすためにどうすればよいのでしょうか。
例えば、新しいスポーツや趣味にチャレンジしてみるのも良い訓練になりえますが、簡単なのは科学的に検証された右脳のトレーニングをすることが何よりの近道になります。
脳トレで記憶力の向上を目的にトレーニングする際には、記憶を保持する右脳に効果的かを確認してみるのもおすすめです。
既に活発に使われている脳の機能を維持
普段の生活で活発に利用されている脳の機能を維持するとはどういうことなのでしょうか。
簡単に言えば、「反射的にすぐ使える」状態のことであると言えます。
スポーツの訓練で表すとわかりやすいと思います。
例えば、野球の素振り訓練ですが、投球された後にじっくり考えても打てるわけはなく、反射を身につけるためにトレーニングをしているわけです。野球に限らず、繰り返し反復された動作は考えなくても、体が反射的に動作を返すようになります。
日常生活でも意識的、無意識に限らず普段から繰り返すことが、既に利用された能力(機能)を反射的に利用できる力を養っているのです。
脳トレで短期記憶と長期記憶を向上できるのか
人間には2つの記憶種別があります。
すぐに忘れても問題のない「短期記憶」と重要で忘れてはいけない情報を「長期記憶」として脳に格納します。
短期記憶は短時間しか必要としない情報だと脳が認識する情報です。
例えば毎日の買い物です。1時間から数十分程度覚えていれば十分な記憶のことです。
一方で長期記憶は一定期間繰り返されて「この情報は重要だ」と認識された場合に短期記憶から長期記憶に移ります。
大抵、記憶力を良くしたいと考えている方々は、一度見たり聞いたりしたら一定期間忘れない「長期記憶」を期待して脳トレを行います。脳トレでこの短期記憶から長期記憶に変える能力を習得するためには、そのプロセスと仕組みを理解してトレーニングをするべきなのです。
(人間は基本的に忘れるようにできている動物です。全てを忘れられない脳にするということではなく、目的に合わせた正しい脳トレ記憶トレーニングをすることをお勧めします。(一度見たものを忘れられない状態はサヴァン症候群と呼ばれる病気です)
仮に夕飯の買い物リストを忘れられなければ、過去数年分のリストから選ぶといった大変な作業が想像できます。)
脳トレで記憶力をよくする一例
新ジニアス記憶術「ジニアスMEMORY」で採用している記憶力トレーニングは、
- 右脳 15倍(1500%)
- 左脳 2倍(200%)
で血流の活性化が見られました。脳トレで記憶力を高めるためには、記憶力を高めるためのベースとなる右脳と記憶力そのものを訓練する必要があるのです。
上で説明した画像はジニアス記憶術の脳トレで実際に右脳の血流が活性化された画像です。
1日7分間のトレーニングを8週間続けた後の脳の活動変化です。(ユタ州立大学 fMRIにて撮影した脳の画像)
普段使われない右脳の活性化が実現できることが証明されています。
新ジニアス記憶術「ジニアスMEMORY」詳細はバナーをクリック