記憶力を良くする為に色を覚える
全く無関係に見えるこの二つですが、実はとても深いつながりがあります。
色を覚えることで記憶力が上がる その理由は?
私たちの脳は何かを覚えるとき実に様々な要素に分けて記憶しています。
色についていうと
眼から入ったものの視覚情報は網膜で明るさと色で分解されて脳の映像処理をする部位に送られます。
この際に色は網膜にある錐体細胞という物で色を認識するのですが、この細胞は 青 赤 緑 にそれぞれ強く反応するものに分かれています。
そしてその細胞の働きにより脳で映像として処理されるのですが、
映像として見ている最中と後から思い出すなどして記憶から取り出す時ではその色の正確性が全く違います。
例えば自宅のドアの色、どのような色か正確に思い出せますか?
黒や白など一色であれば簡単かもしれませんが、茶色など中間的な色の場合は毎日見ているはずなのに正確な色合いを思い出すのが困難です。
このように色の情報ひとつでも正確に思い出すのが困難になると思い出そうとするもの全体も曖昧な情報となってしまいます。
曖昧な記憶を防ぐためには正確な色を覚えることがとても重要になるのです。
色を正確に覚えるには?
色を覚える
と言ってもどのように覚えればよいのでしょうか?
ただ漫然と色々な色を眺めても実は脳はその色を正確に記憶できません。
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の研究によると人間は実際に見た色を正確に記憶せず大体の基本的な色でしか覚えられない、
という研究結果が明らかになっています。※
例えば フェイスブック Twitter ローソン スカイプ
この4つの企業やサービスは全て青系統の色をロゴに取り入れています。
しかしこのロゴを思い出す時、形は思い出せても正確な色を思い出すのは困難です。
実際にこの4社のロゴはこのような色になっています。
いかがでしたでしょうか?どのロゴも「青い」ことは覚えていても正確な色合いまでは記憶していなかったのではないでしょうか?
実際に目にすれば微妙に色が違うことが認識できますしごくわずかな違いにも気づくことができます。
例えば
こちらの図は25個の四角形で作られていますが、一つだけ色の濃さが違います。
どの四角形の色の濃さが違うか分かりますか?
実際に目の前で見て見比べると違いが分かると思います。
しかし一度この画面を閉じて今の図の異なる2色を思い出すと大雑把な青系の色、ということ以外は思い出せなくなっています。
ではどのように記憶をすればいいのか?
最初に書いたように人間の目は青 赤 緑の三色に反応する細胞と明るさを感知する細胞で構成されています。
このうち色を感知する細胞に赤 青 緑 それぞれの色の濃さとその色によって合成される色(赤と青で紫など)を正しく記憶させることが必要です。
この色のトレーニングを行うためにジニアスMEMORYでは色の合成と分解トレーニング、グラデーションのトレーニングを採用しています。
何色と何色を合成するとどのような色になるか?
あるいは
ある色を分解すると何色と何色になるか
これらを正確に覚えることで、覚えようとするものを見た時に正確な色を脳で記憶でき結果として思い出しやすい記憶
忘れにくい記憶にすることができるのです。
一見無関係に見える色と記憶ですが実は深いつながりが存在するのです。
(※出典)Why It’s Hard To Remember Colors | Neuroscience News
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