何かを覚えようとするとき「記憶力」にこだわりがちな私たちですが、具体的な指標をもっているでしょうか?
例えば一冊の単語帳を覚えたい、と思ったときに
その単語帳にはいくつの言葉が含まれていて
一つの単語を覚えるのにどれくらいの時間がかかって
1日にいくつ覚えることができて
すべて覚えるのに何日かかるのか?
そういったことを意識して覚えることはほとんどないかと思います。
ほとんどの方は
・試験まではこの日数しかないから1日これだけ覚える
といったような目標を立てて行っているとは思いますが、根拠のある目標として実行していますか?
そうはいっても自分がどのくらいの記憶力があるかなんて考えたこともなければ測ったこともない
という方がほとんどではないでしょうか?
しかし実際には自分が記憶する速度 というものはある程度予測を立てることが可能なのです。
記憶量を確認して自分の記憶力を知る
まずは記憶量から確認してみよう
これは仮に10個の単語を覚えようとしたときにいくつの単語を覚えることができるか計測する方法です。
覚えたい単語などを紙に10個書き10秒間でいくつ覚えられたか記録する
仮に3個覚えることができるとすれば、3個が10秒間での記憶量 となるわけです。
この数字を増やしていくことで単位時間当たりの自分の記憶力を増やすことができ、結果的に記憶力が強化されていきます。
ただやみくもに、個数を設定して覚えていくよりも効率的で科学的に記憶していくことができ、
またこの記憶量を意識したトレーニングを行うことで記憶力の向上ができるのです。
記憶法を習得するのか、記憶力を向上させるのか
・単語帳を作る
・ノートを赤ペンで塗り下敷きで隠す
・語呂合わせで記憶する
このような記憶法を一度は行ったことがあるのではないでしょうか?
もちろんどれも有効な方法です。
しかし、先ほどもお伝えしたように記憶量を意識して記憶を行う、記憶量を鍛えることで上記のような方法をより有効に生かすことができるようになるのです。
しかしそのためにはトレーニングが必要になってきます。
ただ記憶量を増やしたいと意識するだけでは多少の向上はあっても根本的な向上は見込めません。
劇的に記憶力を向上させるためにはトレーニングを通して記憶量を向上させる必要があるのです。