イメージする力が高まることでの記憶力向上をこちらでお伝えしました。

今回はさらにイメージの大切さについてお話します。

 実はあいまいなイメージ力

例えば

・リンゴ

・ケーキ

・トランペット

このような単語を見たとき、瞬時に脳内でイメージをすることができますか?

「リンゴ」であればそれほど難しくはないかもしれません。

「ケーキ」だとどうでしょう? ショートケーキやチョコレートケーキなどいくつかの種類が浮かぶかもしれません。

「トランペット」になると正確な形をイメージするのはかなり難しいのではないでしょうか?

普段目にしないものや複雑なものを正確にイメージするのは実はとても困難です。

たいていはなるべく簡単な形だけをイメージとして覚え、そしてそれを記憶しています。

「リンゴ」であれば、 赤い 丸い 果物

「ケーキ」であれば 三角形にカットされてクリームが塗られ、イチゴが乗っている

「トランペット」ならベルとマウスピース、何本かのピストンがある形

といったところでしょうか、このようにあいまいな形で覚える理由は記憶を呼び出しやすく、しまいやすくするためと言われています。

しかし、あいまいな覚え方で覚えているため精度がよくなく、例えば

・人の顔をすぐ忘れてしまう(性別や年齢など大雑把な形で覚えるため)

・買い物で買うものを間違える(葉物野菜、など大きなくくりで覚えてしまう)

といったようなことが起こります。

 記憶の精度を上げるために

このように曖昧なイメージ力の私たちですが、この弱点を克服する方法があります。

それは
イメージする癖をつけること 

イメージの強さを上げること

です。

普段から文字で見るものや考えたことをイメージして思い出す癖をつけてみましょう。

リンゴという文字を見た瞬間リンゴをイメージしたり、トランペットという言葉を見たらトランペットをイメージする。

これを繰り返すことで言葉からイメージする癖がついていきます。

この癖をつけると言葉とイメージを強く結び付けやすくなり、記憶するときにも取り出しやすい記憶にすることができます。

また、イメージする強さを上げることが重要です。

リンゴのようなものは簡単にイメージすることができますが、少し複雑なトランペットなどになっていくと途端に精度が下がっていきます。

これはイメージするものの形や色を正確にイメージできないことによるものです。

そこで様々な色や形を正確に覚えるトレーニングを行うことでイメージそのものの精度を上げてイメージの強さを向上させることができるのです。

こうして向上したイメージ力によってより正確な記憶を作ることができ、忘れにくく思い出しやすい記憶を得ることができるのです。

ジニアスMEMORYサービスはこちら
イメージを癖付けイメージの強さをトレーニングする記憶教材ジニアスMEMORYはこちら