記憶量を高めたい
物忘れを減らしたい
と考えても、必要なトレーニングを行わなければだんだんと記憶力は衰えていきます。
そして「記憶したい」と思って使うときだけ記憶する力を使うのではあまり効率よく記憶力を維持したり高めることはできません。
そこで常に記憶する、覚える癖をつけることが重要です。
必要でないと思うことでも覚える癖をつける
私たちが生活していく中で本当に必要な記憶はそれほど多くありません。
そして多くの必要でない記憶は薄れていき忘れていきます。
前日に見たテレビの内容、夕飯の献立、すれ違った人の顔、このような記憶は短期の記憶としてだんだんと忘れていき、ものによっては数分で思い出すことができなくなっていきます。
人間の脳はすべての記憶を完全に保持するようにはできていませんし、忘れることで得るものもあるので記憶できないことは必ずしも悪いことではありません。
だからと言って記憶しない癖をつけてしまうと、いざ本当に覚えたいことに直面したときにも有効に記憶の力を使うことができなくなってしまいます。
普段から必要でないと思うものでも思い出す癖をつけることで記憶する癖を付けることが大切です。
繰り返すことでコクが強くなる
上の例で挙げたような記憶を保持するためには繰り返し思い出してみることが重要です。
そうする事で一瞬の映像だったものが短期の記憶になり、短期の記憶を繰り返していくことで長期の記憶へと変化していきます。
繰り返し思い出す、覚えなおす癖をつけていくと普段の生活での短期の記憶力や長期の記憶力が向上し、さらに本当に覚えたいことに直面したときにも自然と自分の記憶力を有効に使って記憶することができます。
こうした繰り返しや反射的な記憶を鍛えることが記憶力向上の一歩となるのです。