記憶力を伸ばしたい!
しっかり覚えて忘れないようにしたい!
そういった思いを持たれる方は多くいらっしゃると思います。
しかしそうして頑張って記憶しようとしているのにむしろ逆効果になっている記憶法を行ってしまっているときがあります。
正しい方法で覚えないとむしろ効率が悪くなってしまう
あなたは何かを覚えるときに
・じっと見てしっかり覚えるまで見る
という覚え方をしていますか?それとも
・パッと見てすぐ視線を外して思い出し、覚えてなかったらまた見返す
という覚え方をしていますか?
覚えているときに【じっと見てしっかり覚える】という覚え方をしている方は多いのではないでしょうか?
じつはこの方法は記憶をするメカニズムから考えたときあまり良い方法ではないのです。
なぜなら、記憶は脳の中に蓄積され、それが記憶回路として確立されることで覚える、思い出す、といったことが可能になります。
そしてその回路を作るときには、強い信号で回路を強める方法と何度も何度も繰り返し信号を送ることで回路を作る方法があります。
実は多くの記憶は強い信号、インパクトのある信号よりも、繰り返し繰り返し信号を送ることでの記憶の方が多いのです。
そのため【じっと見て覚える】ような信号を強くする方法は効率も悪く覚えにくいのです。
素早く見て忘れる、この繰り返しが記憶を作る
では、パッと見て忘れる方法がなぜ良いかというと、記憶する信号を何度も送ることで記憶回路を強め思い出しやすく覚えやすくするからです。
見て、覚えて、忘れる、この過程を繰り返すことで記憶のための回路を何度も使い記憶力を強めていくことができ、さらに一つ一つの覚える時間を短くすることができるので、短い時間でより多くのことを覚えることができます。
記憶をするときには忘れることを恐れずに何度も繰り返す、このことを意識して行っていきましょう。