単語や語句を覚えたくて、じっとカードや本を見つめる。

そんな経験はありませんか?

覚えるために行っているはずのこの行動も実は記憶する仕組みから考えるとあまり効果がありません。

見る≠記憶

何かを覚えよう、目に焼き付けようとしてじっと見るという行動はごく自然な気がします。

この時、脳の中ではどのように覚えようとしているのでしょうか?

以前にもお話しした通り、記憶するというのは脳の中の神経細胞のネットワークが変化すること、そしてその変化は強い信号、あるいは繰り返す信号によってより強く覚えやすく思い出しやすくなります。

「じっと見つめることで信号が強くなるのでは?」

そう思われるかもしれません。

しかし、実は見る、という行為だけでは覚えることは難しいのです。

何かを見ているとき、それは脳の中の視覚野で処理されています。

そしてその処理が終わって初めて記憶しようという働きが始まるのです。

つまり見ている限りそれはあくまで映像ではあるけれども記憶にはならない・・・・

結果として記憶しようとみているはずなのに、記憶としての蓄積がされないままの無駄な時間を過ごしてしまいます。

では、どうするのがより効果的なのか?

ここでも大事なポイントは記憶のネットワークの強化、です。

そのために必要なことは「繰り返す」ことそして「強い信号」を使うこと。

繰り返すことで覚えようとしたなら

覚えたいものを見てすぐに視線をそらし、思い出します。

当然少ししか見ていないので完全には思い出せないでしょう。

そこで慌てずにもう一度見てみます。

もちろんすぐに視線をそらして、さらに思い出します。

この繰り返しを行うことで、少しだけ見たおぼろげな記憶が段々と強くなっていきます。

さらに短い時間しか見ないので、繰り返す回数も増やすことが簡単です。

ただ繰り返す。

この単純なことだけで簡単に記憶力を強化できるのです。

ジニアスMEMORYサービスはこちら
繰り返す回数を増やす「速憶」を可能にする記憶教材ジニアスMEMORYはこちら