記憶力を上げるために速く読む能力、いわゆる速読を習得する

一見無関係に見える二つですが、実はとても有効な組み合わせです。

もちろんただ速く読めるようになったからと言って、記憶力が上がるわけではありません。

しかし、記憶するという工程にきちんと当てはめることで速読力向上させることが記憶力向上にとても役立つのです。

速く読むことを活かせる記憶・活かせない記憶

速読力を鍛えても活かすことができる記憶と活かすことが難しい記憶があります。

例えば

・1度だけ会った人の顔

・昨日の晩御飯のおかず

などはあまり生かすことができません。

反対に

単語や参考書などを覚える

メールなどの業務内容を記憶する

こういったことには大いに役立てることができます。

その違いは何でしょうか?

実は最初の二つは覚えるときに主にそのインパクトに大きく依存します。

逆にあとの二つは覚えるための回数に依存します。

もう少し具体的に言うと、最初の二つは1度しか見ることができないものです。

そのためその瞬間の信号の強さ、インパクトが強ければ強いほど強固な記憶に、逆にインパクトが弱ければ弱い記憶になってしまいます。

例えば自分の好きな有名人と似てる顔だったり、同姓同名だったとしたら、その人の顔や名前を強く記憶することができますし、とても豪華な夕食、あるいは自分の大嫌いなものを食べればよく覚えていると思います。

このようにインパクトに依存する記憶は速読を習得してもしなくても記憶のしやすさにそれほど大きな違いがありません。

速読を活かした記憶

では単語や参考書の内容を覚えるときはどうでしょう?

記憶は繰り返せば繰り返すだけ強固になり忘れにくい記憶になります。

当然単語や参考書を何度も何度も読み返せばより強く覚えることが可能です。

そして速読を習得することができれば、普通の人が1回見る間に5回、10回繰り返し見ることができるのです。

つまり普通の人の5倍も10倍効率よく記憶時間を割くことができます。

このように一見関係がなさそうな記憶と速読ですが、うまく活用することで記憶力を高めることができるのです。

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