記憶するうえで、とても大切なことの一つ、それは「思い出すこと」です。
普段記憶したものを思い出すようにしていますか?
思い出すというのはいざ使う時に思い出すのではなく、それ以外の時にでも頻繁に思い出す機会を作ることです。
ではなぜ思い出すことが記憶力の強化につながるのでしょう?
記憶回路の働きを意識する
私たちの記憶は神経のネットワークによってつくられています。
このネットワークは初めて記憶したときにその記憶専用のネットワークがつくられます。
そしてこの記憶にアクセスすることで思い出して記憶として使用できるのですが、使用されないとだんだんとこのネットワークは弱く、細くなっていきます。
最終的にはこのネットワーク(記憶)にアクセスしようとしても回路が細すぎるためアクセスできない、つまり思い出すことができない、忘れてしまうといった状態になります。
ネットワークを強くするためにアクセスする
つまり使わないネットワークは細く弱く
反対に頻繁に使うネットワークは太く強くなります。
その結果強固で思い出しやすい記憶となるのです。
ご自身の生活を思い返していただければ、生活の中で頻繁に使うものはしっかりと覚えており、めったに使わない記憶はあいまいだったり忘れやすくなっているということはないでしょうか?
これがまさに記憶を頻繁に使う、思い出すことによって得られた結果です。
そしてこの特性を生かすためには頻繁に思い出すことがとても重要です。
単語や重要事項を勉強の時以外にもふと思い出す。
といったこと一つでその記憶をしっかり覚えることができるようになります。
そしてこの記憶のネットワークは関連付けることでさらに強固になります。
ただの勉強の記憶だけでなく、自身の生活に合わせることでより頻繁に思い出すことができるのです。
覚えた単語を朝必ず復習する。
歯を磨く時にはこの単語を必ず復唱する
などといった形で繰り返し思い出すことで記憶を高めることができるのです。
記憶を関連付けて強固にする記憶教材ジニアスMEMORYはこちら