記憶をするうえでよく使われる記憶が「連想記憶」などと呼ばれる記憶です。
あるものを覚えようとしたときにさらにそれに組み合わせて複数の物を覚えていく記憶法です。
例えばTOEICによく出てくる単語として problem(問題) businees(ビジネス、事業) office(会社、事務所、役所) call(電話 呼ぶ) order(注文する、要求する)といった5つの単語を覚えるとします。
単純に5個を覚えていくのは少し難しいですが、5つをつなげてストーリーを連想します。
ビジネスに問題が発生したので事務所から電話で注文した。
といった形で自分の好きなストーリを組み立てます。
上記のような例文をいきなり言われても連想をした本人以外はイマイチ状況が想像しにくいのがこの記憶法の欠点ですが、単純に5個を覚えるよりもストーリーという要素を追加して覚えられるのでより効果的に記憶できます。
連想記憶の欠点とは?
連想記憶は上手に連想できる人にとってはとても覚えやすくすぐにも実践できる方法ですが、いくつかの欠点があります。
それは
・本人以外は状況がわかりにくい
・イメージする癖が弱いとすぐにストーリーを作れない
・ストーリーの最後の方を思い出すのに時間がかかる
といった欠点があります。
またそもそも連想が難しい単語、関連性が薄いものを覚えるときにはうまく使えない場合もあります。
そんな時に有効な記憶法があります。
誰もが持っていてイメージしやすいものに連想する
それは自分の体や、生活の中で多く目にするもの触れるものに連想する、イメージを重ねる方法です。
この方法の長所は
・普段から自分がよく目にするのでイメージを重ねやすい
・順番に当てはめるわけではないのでどの順番でも覚えやすい
・よく目にする、使用する信号が強いものに連想できるので忘れにくい
といった特徴があります。
この特徴を生かしたイメージ記憶術を習得すると、様々なものを身近なものに当てはめて一度に多く覚えることが可能になるのです。